みつけた。

あの名前には見覚えがある。

まちがいない。


閉会式も終わり、
だいぶ人がへったショップエリアの片隅。

私はひとり。

アナタの名前をみつめながら、
私の物語の終わりを感じていた。


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さてさて。

5月のはじめころに“はじめまして”の気持ちを思い出すコトができた私。


アクセス数を増やそうと躍起になっていたブログをお休みして。

なるべく効率よくやろうとしていたレベル上げもやめにして。


私なりの“楽しい”を大切に、
マイペースにPSO2とつきあうコトにしました。


気ままに誰でも楽しくのパーティーにお邪魔したり。

ひとりが良い時はマタ―ボードを進めたり。

仲良くしていただいているフレンドさんとちょこちょこ遊んだり。

気になるPSO2ブロガーさんのイベントをのぞきにいったり。

気が向けばブログをみなおしたり。

ときどき、ふらさんの姿をさがしてみたり・・・。


だんだんとリアルがいそがしくて、
実際にログインできるコトは少なくなってしまったけど。

なんだかんだで今まで以上にPSO2にハマっている、
そんな毎日。



そうこうしているうちに、
ship6に遊びにきていたとあるアークスさんが、
ユーザーイベント開催するコトになりました。

どうやらあの“おとうふさん”も関わっている様子なそのイベント。


『おとうふさんが動くとき、ふらさんも動く―――?!』


なーんて、
そんな妄想を勝手にしながらも、


『いやいや。ふらさんが“ユーザーイベントに出ますよ”って、忘年会のように出ることはタブンもうないか・・・』


と、自分の妄想をブンブンと振り払っていました。



ところが。

なんともビックリなコトに。

6月6日。

イベント開催日のこの日。


開幕式をふらさんが“こっそりみにいった”と、
ツイッターでつぶやいているではありませんか!!


“ふらさんがイベントに顔をだしている”


そのコトを知った私は、
ふらさんを探さずにはいられませんでした。

なるべく早く帰ってきて。

急いでやることを終わらせて。

許されている24時まで探して回りました。


もう一度だけ。

もう一度だけでいい。

ふらさんに会いたい。

会って伝えたい。


ですがやっぱりふらさんを探すことは難しく、
それっぽいアークスさんすらみつけられないまま、
あっという間にイベントの最終日になってしまいました。



そしてそして。



最終日の6月9日。

22時頃だったでしょうか、
閉会式がはじまりました。


共有シップでおしゃべりに付き合って下さった、
帽子のアークスさんが閉会の言葉を叫びます。

再会できたガスマスクちゃんさんも叫びます。

イベントに参加していたアークスさんたちも叫びます。

みんなが思い思いに叫びます。

誰にも。

何にも。

縛られることなく。

ただただ自由に。


そんな混沌と混乱と狂熱が渦巻く会場を、
私も叫びながら走りまわりました。







でも閉会式が終わっても、
私はふらさんの姿をみつけることができなかったのです。



叫べ、踊れ