さてさて、1月中旬のこの日。

ログインしてすぐに発生した緊急クエスト“防衛戦・絶望”に参加すべく、
私はクエストカウンターへと向かった私は運よく“誰でも楽しく”のパーティーを見つけるとそこのパーティーへ参加しました。

そしてマルチエリアで一緒になったアークスさんと力をあわせ、
みごと採掘場を守りきったのでした。


めでたし、めでたし!


と、ココまでは良くあるアークスさんの日常ですが、
コレだけでは終わらなかったっていうのが今日のお話です。



「お疲れさまでしたー!」

「パーティー感謝です!」

「楽しかった、ナイスなアイス起動の宣言でしたー!」

「いえいえ、それほどでも…!あ、塔の破壊が早くて助かりましたー!」

「いやー、やっぱり声かけって大事ー!」

「ですねーw」


とまあそんなこんなでキャンプシップへと戻ってきた私たち。

お互いの健闘をたたえ会いながらしばし絶望戦についての会話を楽しんでいました。



どうやら私以外のパーティーメンバーの3人は良く遊んでいるフレンドさん同士のようで、
しかもかなりのおしゃべり好きな様子。

ですので会話がはじまるとあっという間に3人のペースに。


おしゃべりな私ですが誰かの話を聞くのも大好きなので気がつけば、
3人のおじゃべりの聞き役になっていました。


「なるほどー!」

「えー!」

「ふむふむ?」

「本当にー!?w」

「そうなんですねー」


時々あいづちをいれなら会話を楽しく聞いていると、
なぜか話はそれぞれの身の上話に。


思えばすべての始まりはココからでした。





まず一人のアークスさんが


「私は今、産休なんですよーw」


と、つぶやいたのです。


『なんと!妊婦のアークスさん?!』


いろいろなアークスさんと会ってきた私でしたが、
妊婦さんと出会ったのははじめてだったので内心ビックリ。


「わー、お子さん生まれるんですかー!」

「おめでとうございますー!」

「ええ、しらなかったw」


なんて驚きとお祝いの言葉が飛び交うキャンプシップ、
ちょっと不思議な雰囲気。





すると次に口を開いたアークスさんは


「私は高校生なんで、子どもとか全然分からないですよw」


と、照れくさそうに言うではありませんか。


『おおー、高校生!こちらはなんとも若いっ!』


なんてまたまたビックリする私です。


「若いww」

「高校生かー!2、3年前かな?」

「え、もしかして妊婦さんかなりのヤングママさん?!」

「へっへっへ、高校での恋愛の結果がこの子なのだー!w」

「おおっ!すごい!あやかりたいです!」

「あやかれ、あやかれw」

「と、いいますか・・・高校生さんはもしかして受験なのでは?!」

「あ、そうか今1月ですし・・・!」

「いえいえ、私は就職組なんですよー」

「そうなのですね、じゃあ新社会人かー」

「そうなんですよ、4月から社会人ですねーw」

「じゃあゲーム出来るの今だけだねw」

「なるほど、新社会人はいそがしいですもんねー!」

「ですねー、イッパイやっておかないとw」

「あそべあそべー!」


なんて今度は新社会人さんになる高校生アークスさんを応援する言葉が飛び交います。

すると高校生アークスさんがぽそっと、


「高校生のころの恋愛かー」


とつぶやいたのです。


いわく、「いい出会いがなかった」とかナントカ。

「社会にでてから探そうかな」とかナントカ。


なるほど、なるほど。

進路に恋に、青春ですねー!


なんて勝手にキュンキュンしだした私は、
ここはひとつ励ましの言葉を・・・とチャットパットを開いたのですが、


「いや、社会に出る前に恋愛しておきないさい!!」


と妊婦アークさんがびしっと言い放ったではありませんか!


さらに


「社会人になると本当に出会いはへっちゃうからね!今のうちだよ!」

「どうせ卒業しちゃうんだし、気になる子にアタックしちゃいなよ!」

「思いを伝えるんだよー!」


と、熱のこもったのアドバイス!


おおー、さすが高校生で伴侶をゲットした妊婦さん。

なんだか妙な説得力があります、
さながら恋愛マスター。


そんな妊婦さんのアドバイスを聞きながらも、


「高校でかー、ちょっと気になる子はいるんですけど厳しいかもw」


と、マダマダお悩みの高校生アークスさん。



そこからはそれぞれの恋愛観トークになり、
恋バナが飛び交うキャンプシップに。


「ガンガンいこうぜ!」の恋愛マスター。

「いや言えないでしょう、いけないでしょう」と高校生。

「鳴かぬなら殺してしまえホトトギスw」ともう一人の方。

「でも言葉にしないと伝わらないコトもありますよ!」と私。


まさかオラクルで恋バナをするとは思いもしませんでした。



しばらく話していると急に高校生アークスさんが黙り込んでしまいました。

なにやらいいたそうに、
頭の上で『・・・』のアイコンがでは消え、でては消えを繰り返しています。


「お、少年!何か言いたいことがあるかね?!w」と恋愛マスター。

「もう砕けちゃおうか!」と私。

「鳴くまで待とうホトトキス」ともう一人の方。


高校生アークスさんは3人にはげまされるとようやく重い口を開いて・・・。


「砕けろといいますか、私のところ女子高なのでw」


と衝撃の事実を告げる高校生アークスさん。


『ええーーー!!!???』


一同びっくり仰天。


なんと高校生アークスさんは女子高校!!

そしてだいぶ前の「気になる人がいるケドなー」発言。


「女子高・・・、さすがの私も同性恋愛はちょっとアドバイスしようがないな・・・」と恋愛マスター。

「そっか、高校生アークスちゃんはそっち系でしたか・・・」と私。

「鳴かぬなら鳴かして見せようホトトギス」ともう一人の方。



妙に納得している3人を前にして、

「え、違う!wなにか違う、違いますってw」

急に焦り出す高校生アークスちゃん。



「いや、いいですよ。恋愛は人それぞれですから!」と恋愛マスター。

「そうですね、本当に好きなら・・・っ!」と私。

「天下統一!」ともう一人の方。



見事に3人全員が“肯定”のロビーアクションでウンウンとうなずきます。

そんな私たちの周りをバタバタと走りまわりながら、


「気になってるのは別の高校の人ですからーー!!!w」

「男の人ですよーー!!!w」


と必死に叫ぶ高校生アークスちゃんなのでした。







兄貴同士のドリルはカンベンな私ですが、
ユリユリもちょっと分からない。


でもいろんな恋があっていいんじゃないでしょうか?

いろんな遊び方があるPSO2みたいネ!



そんな少し変わった、楽しい緊急クエスト(?)でした。
 


ふぁいと!