「早起きは楽しいよー!!」


そんな言葉に憧れたねこは自分も早起きをしてみるコトにして、その日は早くねむりについた。

次の日になんとか早くにおきるコトができたねこは窓の外の真っ暗な景色をみて、


「早起きして窓から白い息をだす…なーんて、まるでジブリ映画みたいなコトしよう!」


なんてやってみたりしちゃったり…。



とかなんとかのロマンチックな前回だった気がします。

冬の白い息ってなんだかとってもステキですよねー。

ロマンチックですよねー。

うふふー。


ではでは、
続きを書いていきたいと思います。






さてさて。

森エリア2入って早々におこったPSEバーストを、
Kさんとその相棒のリリーパ族さんといっしょに戦った私です。

リリーパ族さんの可愛さに惑わされながらも、
無事にPSEバーストを終えた私はKさんと一緒にちらばっていたアイテムの回収をしていました。

はじめはKさんと二人してもくもくとアイテムを拾っていたのですが、
せっかくだからと思った私は彼女に声をかけてみるコトにしたのです。


「おはようございますー!」

「どもー」

「ディリークエストですか?」

「ですです」

「おおー、私もなんですよー!ガロンゴ探していますw」

「あー、あれはナカナカでてこないよねw」

「ですよね、でも今のバーストでソコソコこでました!」

「そかw 残りもガンバってねー!w」

「はーいw ところでリリーパちゃん可愛いですね!」

「ありw」


そんな感じのやりとりを少ししたあと、
彼女は「そろそろいくので、さらばだー!」とボスのいる最深部へと駆けていきました。


『いきなり話しかけて迷惑だったかなー?』


そんなことを考えながらも誰かと話せたことを嬉しく思いながら、
私はふたたびガロンゴを探して森林エリア2をウロウロするのでした。



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Kさんと分かれてすぐに、
私のパーティーへ二人のアークスさんが入ってきてくれました。


おもしろいオートワードをたくさん登録していた、
紫の女性キャストYさん。

私とYさんのやりとりにツッコミをくれたり笑ってくれた、
キレイなまっかな髪の女性ヒューマンPさん。


YさんPさんとの冒険は本当におもしろくて楽しくて、
気がつけばあっという間に40分が過ぎていました。


「次にガロンゴ出てきたらボスいきましょうかー!」


『そろそろ落ちないとなー』なんて思いながらも、
名残惜しくてそんな言葉をつぶやいてしまった私だったのですが…

これがいけませんでした。

この言葉を境にピタリと出てこなくってしまったのです、ガロンゴさんが。


「出てこなくなっちゃいましたね・・・」

「PSO2あるあるだねw出てほしいのに出ないw」

「それってレアアイテムとかじゃ・・・w」


なんて話をしながらさがしまわるコト約10分―――。

ようやくガロンゴを見つけた私たちは、
「そろそろ落ちないとねー!」といそいで森林の主が待つ最深部へと向かいました。

ところが急いでいるときに限って、
さっきまで平穏だった森林エリアにトラブルの嵐がやってきてしまったのです…。



すべてのはじまりは、
不気味な叫び声とともにやってきたクロームドラゴンでした。


「ちょww」

「急いでるときに限ってなんでー!w」

「あ、でもオトモにガロンゴが出てきましたよー」

「本当だw」

「いまさらー!!w」


ヒーヒーいいながらなんとかクロームドラゴンを倒した私たちだったのですが、
今度はオプタさんが上空より「支援攻撃するぜ!」とやたらとハリキッテやってきたのです。

たしかにたった今激戦を終えた私たち早朝アークスずは、
けっこうヘトヘトになっていたので支援はありがたいのですが…。


「…嫌な予感しかしないw」

「支援もういいです、ボス行くだけなので!」

「w」


しかし私たち早朝アークスずの願いもむなしく、
華麗に舞い落ちるオプタさん。


「だと思ったゼ!」

「援護射撃(イラナイ)」

「www」


その後なんとか空へと帰って行ったオプタさんでしたが、
それを見送る間もなくクーガーというロボットエネミーの襲撃をうけ、
挙句の果てにはダーカーの兵器に私がマップのはじっこまでつれさられてしまい…。



スッタモンダしながらようやく森林の主のところまでたとりつくことができた頃には、
すっかり変なテンションになっていた早朝アークスずの私たちです。


「もうイロイロありすぎてロックベアとかゼンゼン怖くないw」

「イワユル、もう何も怖くない…っ!ってヤツですねw」

「じゃあサクッと契約でもしちゃいに行きましょうか…w」

「なにそれ怖いです!w」

「w」


とかなんとか。

森林の主とはあまりにも関係のないコトを話しながら、
サクッと主を倒してキャンプシップへと戻りました。



キャンプシップでは激戦をくぐりぬけた一体感のおかげか、
私たち三人の立ち話はなかなか終わりませんでした。

どうやら二人ともはじめて二週間の初心者さんだったらしく、
いつもは夜にログインして遊んでいるというじゃありませんか。


「それならば夜も遊べますねー!」


なんて誰かがいったことをキッカケに、
私たちは自然とフレンド登録をお互いに申請していました。

それと同時に、


「ああ、もうこんな時間だ!!」


となって、パーティーは解散となったのでした。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



「またねー!」と別の冒険へと向かっていく二人を見送って、
急に静かになったキャンプシップにひとりポツンと残っていた私は、


『PSO2をはじめたばかりの二人の冒険が、これからもっと楽しいモノになりますように』


と願いながらログアウトをすませてPSvitaの電源をおとします。

長い時間ゲームをしていてすっかり固まってしまった体を「うーん!」と伸ばしながら、
ふと窓をみてみるとやさしい太陽の光。

せっかく淹れたのにゼンゼン飲んでいなかったコーヒーを「ふうふう」とすすり、
こりずにまた窓をあけて朝のひかりと冷たい空気を体に感じながら、
今日のデキゴトをふりかえりました。

ぐうぜんに起こったPSEバーストのおかげでできた、
マルチエリアにいたKさんとそのパートナーのリリーパ族さんの共闘。

早朝に遊んでいたアークスさんたちとのにぎやかなパーティープレイ、
そしてエマージェンシートライアルのラッシュで終わった今回の冒険。


『私の大好きなPSO2の部分を、ギュッとつめこんだような冒険だったなー』


そんなコトを考え、


『今日はまだまだ良いコトがありそうだー!』


なんてなんとなく思いながら。

ひとりであさひをあびながら。

「さむさむい」といいながら。



ニヤニヤする私なのでした。









いつもの世界なんだけど、ちょっとだけ違う世界。

アナタもそんなステキな世界で、ちょみっと冒険してみませんか?


99匹は無理でした!