勘違いしまくりのヘッポ子アークスの私は、
年末にship2へ遊びに行きました。

ship2では、はじめてユーザーイベントに参加してみたり、
地下坑道探索開放のクエストをクリアしたり、
緊急クエストで外国の方と一緒にAHAHAしたり、
たくさんの楽しい思い出を作ることができました。

はじめてのship旅行は楽しくて楽しくて、
気がつけばあっという間にメインクラスにしていたブレイバーのレベルが42になっていました。

今回のプレイ日記は、
そんなたくさんの楽しい思い出をもらったship2からship6へと戻ってきて、
しばらくたった一月の中ごろのお話です。



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さてさて、この日。

お昼ごろにポッカリと空き時間ができた私は、
積もり積もったデイリークエストを少しでもクリアしちゃおうと思って、
ファーストキャラクターでログインをしました。

光のトンネルを抜けてアークスシップへと降り立った私は、
そのままハード推奨ブロックに移動するとさっそく“誰でも楽しく”のパーティーを作り森林探索へと繰り出します。

難易度はハードにしましたが通い慣れた森林フィールド、
しかも私のレベルは42です。

ですのでまったく危なげなく、
出てくるエネミーをホイホイと倒しながら森林フィールドをフラフラしていました。




平日の昼間でしかもハードの森林探索だったので、


『誰も入ってこないだろうなー』


なんて思っていた私だったのですが、
しばらくすると画面の端がキラリと輝きARさんという名前の方がパーティーに入ってきてくれました。

ARさんはパーティーに参加したときのオートワードを登録していたようで、
名前が表示されると同時に、


「お忙しいところ、失礼いたします。PTに参加させていただきますね。」


と、丁寧なあいさつが辺りに響きました。

そんな丁寧なあいさつのオートワードとARさんの名前を見たとき、


『あれ、どこかで会ったような・・・!』


と、私は思ったのです。

ですが肝心の“どこで会ったのか、どんな方だったか”をなかなか思い出すことができません。

いそいそとアイテムパックを開き、
ごそごそとテレパイプを探して、
ポーイと放り投げながら、


『ARさん、ARさん…』


と勘違いの多いヘッポコ脳味噌をフル回転させながら、
ARさんについて思い出そうとしました。

しかしさすがはヘッポコな私の脳味噌、
まったくもってARさんについての情報を思い出してはくれません。

私は焦る気持ちを抑えながら、


「誰だっけ、誰だっけ…」

「ぜったいに会ったコトあるはずなんだケドなぁ…」


とブツブツ言いながら、
現れたテレパイプの方へ走っていきウンウンうなりながら光のトンネルを通りました。




あっという間に光のトンネルを抜け、
キャンプシップへ戻ってきた私はキョロキョロとあたりをみます。

するとすぐに何やら倉庫の前でガサゴソとやっている女性キャラクターを発見することができました。

いましたいました、ARさんです。

白い髪に可愛らしいピンクの服、
武器はナックルを愛用している様子で、
猫の手のような白くてモフモフしたモノが腰にぶら下がっています。


『もしかしたら姿をみれば思い出せるかなー』


なんて淡い期待をしていたのですが、
残念ながら姿をみても思い出すことができませんでした。

ドンドン増えていく、思い出せないモヤモヤ感。


『会ったことあるような気がするんだけどな、勘違いかな?』


そんなとき私はフッと、フレンドリストのコトを思い出したのです。

会ったことがあるというコトは、
フレンド登録をしたかもしれない。


『私は本当におバカだなー!なんですぐにフレンドリストを確認しなかったんだろう!』


自分に悪態をつきながら私は急いでメニュー画面を開き、
フレンドリストのオンラインの欄をみました。

するとそこにはバッチリと、
ARさんのキャラクターの名前があるではありませんか!


『やっぱり勘違いじゃなかった、私とARさんは会ったことがある!』


自分の『会ったことがある気がする』という感覚が、
間違っていなかったコトにホッとした私だったのですが、
同時にますます『思い出さなくちゃ!』と焦りだしました。




だってだって。

と、いうことはいうことは。


これは私の妄想なのですが、
ARさんはわざわざフレンドの私に会いに来てくれたのではないでしょうか?

偶然にも私とARさんのログインしたタイミングが一緒で、
たまたまフレンドリストを見たARさんがオンラインになっている私のコトを見つけてくれて、


『お、ねこだ!めずらしいなー、久々だなー!』


なんて思いながら、
パーティーに入ってきてくれたのではないでしょうか?


だとしたら、それはとっても嬉しいことですし、
ステキな再会に心がおどってしまうのですが…。

今になっても私はARさんのコトを思い出せていません。

わざわざ会いに来てくれたフレンドのコトを、
ちっとも思い出せないでいるのです。



超失礼じゃないですか、私!!

超最低じゃないですか、私!!



お得意の妄想を大爆発させながら勝手に焦りまくる私は、
必死にARさんのコトを思い出せそうなモノを考えました。


『そうだ、きっとプレイヤーIDを見れば思い出せるかも!絶対にそうだ。いや、たぶん。…キット?』


私はとっさに思いついた、
最後の希望であるARさんのキャラクターIDへ視線を向けました。




そんな必死さが勝利へとつながり、
私はみごと逆転満塁ホームランを決め逆転勝利!

無事にARさんのコトを思い出せ――――――。












“たら”よかったのですが。

最後の希望だったARさんのプレイヤーIDをみても、
『みたこと…あるような…?』というなんとも残念な結果に終わってしまったのです。

そんなこんなしているうちに、
ARさんは準備が終わったようでクルリと倉庫から私の方を向きました。

そしてステキな笑顔で、


「宜しくお願いします!」


と、話しかけてきたのです。

私も反射的に「どうもどうも!」なんて返事をしましたが、
PSvitaを握りしながら『どーーーしよう!!』と転げ回ります。




今、落ち着いて考えてみれば、
素直に「すみません、だいぶ会ってなかったのでチョット忘れてしまって…」と、
あやまればARさんだって笑って許してくれたと思います。

だいたい私だって、
フレンドさんに「ねこ…、誰だろう。忘れちゃった、ゴメン!」って言われたって、
頭から湯気を出して顔を真っ赤にしながらピコピコハンマーを振り回して、
「コノヤローコノヤロー!」なんて言いながら追い回したりは絶対にしないですし。

むしろ「なんか新鮮でいいですね!」とか言っちゃいそうですし。

ここまで気にして必死に思い出そうとしなくても、
ぜんぜん大丈夫だったと思います。


でもこの時の私は妄想が妄想を呼んでしまい、


『ひえーーーー、思い出さないといけない!』


と必死だったのでした…。




一人で勝手に焦り必死になって追い込まれた私は、
とうとう最終の手段にでるコトにしました。

その最終手段とは、
題して“知っている感じで話しかけ、ARさんとの会話の中でARさんを思い出そう大作戦”です!




大きく息を吸い込んだ私は、
震える手でARさんへの言葉をチャットパットに打ち込みます。

そして発言ボタンを押して―――。


「お久しぶりです!」


私のその言葉が画面に表示されたとき、
ミスが許されない最後の作戦がスタートしたのでした。




『さあデテコイ…。私は、私の中のARさんを、必ず取り戻してみせる!!』












と、なにやら熱いような展開にしてみたのですが、
私がやっている事は“某さくらさんのお友達の藤木君”のようなコトなんですよね…。


そんな藤木君も真っ青な私の最終手段を書いたところですが、
話が長くなってしまったので、
続きは後半に書きたいと思います。


焦っているのを必死に隠す私