私はドラマチックやロマンチックなお話が大好きです。

ボーッと日々を過ごしている人間なので、
自分がそんな経験をあまりしたことがないから、
だからこそドラマチックやロマンチックな事に、
強く憧れてしまうのかもしれません。


「素敵だなー、いいなー!」


と、一人でブツブツ言いながら、
一駅先にあるDVDレンタル屋さんで借りてきた、
世紀のSF超大作の映画である『テルマエ・ロマエ』を見て、
阿部さんの違和感のないローマ人のなりっぷりに感動している日々です。


『温泉行きたいなー、確か伊豆の方にローマ風呂とかあったような・・・。でも時間もないしなー』

『そうだ、じゃあ久々に近所の銭湯にでも行ってみようかなー』


現実の荒波にもまれながら、
妥協点を探って生きている毎日です。



あれ、どうしたのでしょうか?

私がパッと思いついた、
ドラマチックでロマンチックなSF映画を例に出してみたのですが、
何故か読んでいる方との心の距離が、
古代ローマのテルマエと私の家のお風呂ぐらいにバビューンと開いてしまった気がします。


え、劇的じゃないですかテルマエ・ロマエ。
だって、お風呂の革命ですよ?

あれれ、とってもロマンチックじゃないですかテルマエ・ロマエ。
だって、ローマ人との甘いロマンスですよ?


でも自宅のお風呂から、
阿部さんがでてきたら間違いなくロマンスを味わう前に、
警察に通報するかと思いますが…。



さてさて、
そんな太古のお風呂に憧れながら、
ノンドラマチック&ノンロマンチックな人生を歩んできた私でしたが、
ココのところ結構な確率で、
ドラマチックな経験やロマンチックな体験をする機会が増えてきたように思います。

とは言っても、
別に自宅のお風呂から阿部さんが飛び出してきたわけではありません。

オンラインゲーム『PSO2』の中での、
PSvitaの画面の中でのお話なのです。


「なんだゲームの中の話かよ!」


と言う声が聞こえた気がしないでもないですが、
たたがゲームと思うなかれ!

これが意外と涙あり、笑いあり、感動あり!
なかなかのドラマチックでロマンチックな経験ができるのですよ。


そこで、
どうしてそんな嬉しい経験や体験に結構な確率で出会えるのか、
私なりに少し考えてみました。

そしてたぶんそれは、


『PSO2はたくさんのプレイヤーが、同時に同じ世界で遊ぶオンラインゲームだからかなー?』


と、勝手になんとなく思ったのです。


“人が動くとドラマが生まれる”


と、どこぞの偉い人が言っていたような気がしますが、
その言葉通りに考えるのなら。

たくさんの人たちが思い思いに動き回り、
時に関わることが必要なオンラインゲームでは、
計算では作れないような、
ドラマチックでロマンチックな物語が生まれやすいのかなー、
なんて思ってみたりしたのです。


そしてだいたいみんなさんも、
そうだと思うのですが…。

人の記憶にはドラマチックな出来事や、
ロマンチックな出来事が印象に残りやすいですよね。

例にもれず私なんかも、
典型的なそんな感じの人間です。

そのためにPSO2のブログを書くときに、
ついつい私が経験や体験できた、
ドラマチックな事やロマンチックな事ばかりを書いてしまいがちです。

うん。

本人的には、
最高にドラマチックでマンチックな日々を、
書いているつもりです。

つもりなんです。



ですが憧れの方のブログを電子書籍で読み返している時に、


「ドラマチックやロマンチックな経験だけが、PSO2の楽しさじゃないよなー」


と、ちょっと感じたので、
今回はそんなPSO2の日々の中で、
ノンドラマチック、ノンロマンチックなんだけど、
楽しいコトや嬉しいコト事について、
少しだけ考えてみました。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



日々と考えてまっさきに思いつくのが、
ログインするたびに私がやっている“ログインの儀式”です。


指差し確認をしてログインした私がやるのは、
メールやコメント付きグッショブの確認。

この時にフレンドさんからのメールがあったり、
コメント付きのGJが届いていると、
私はいつも嬉しくて小躍りしてしまいます。

なんで小躍りをするのかといいますと、
“会話するキッカケ”が出来るからなのです。


私は今のところは、
どこのチームには所属していません。

厳密に言いますと、
自分で作った“1人だけのチームには所属している”ので、
チームに所属していないとは言い切れないのかもしれませんが・・・。

でも、心意気では“所属チームなし”の私です。


そんな野良ねこ生活をしている私が、
フレンドさんと会話をしようと思ったらどうすればいいでしょうか?

答えは“ウィスパーチャット”を使うか、
直接“その方がいる場所に行く”しかありません。


しかしこの二つを使ったコミュニケーションは、
残念ながらなかなか気軽に使うことができません。

ウィスパーチャットは入力するのに、
少々手間がかかってしまうので、
迷惑にならないか不安になりますし。

その方のいるロビーに出向いても、
既に他の方と遊んでいる真っ最中かもしれませんし、
そもそもPSvitaでは入れないPCエリアにいるのなら、
もうそれだけでお手上げになってしまいます。



そんなわけで、
ログインしたばかりのときは、
会話したいフレンドさんがログインしていても、


『どうもー!』


なんて、気軽に話しかけれないで、


『どうしようかな、話しかけていいかな…』


と、オロオロしているのが大体の私です。


でもそんなとき、
フレンドさんからのコメント付きのGJやメールが届いているのならば、
そんな悩みは無用になります。

返信GJを送る時に『今お暇ですか?』的なメッセージを送る事で、
運がよければチャットで「暇ですよーw」なんて連絡をいただけたり、

メールが届いていたのなら、
返信を返す時に『是非、時間が空いたら声をかけてくださいね』なとど、
さりげなく“また遊びたいんですよー”的なメッセージを付け加えることで、
その方から直接ウィスパーチャットをいただけたりするからです。


だから私はログインするたびに、
『今日はメールの返信してくれたかな?GJはきてるかな?』と、
毎回ドキドキしながらログインしていて、
友人たちや見知らぬ方たちのメッセージに一喜一憂しているのです。

これはドラマチックでもロマンチックでもない日々ことですが、
とても楽しいことだし、
とても嬉しいことだなーって改めて思いました。



そうそう、会話をするキッカケと言えば、
私は結構前からマイルームに“メッセージボード”というルームグッツを置いています。

このルームグッツは、
私の部屋に遊びに来た方が、
“自由に短いメッセージを書きこめる”と言うすぐれモノなのですが。

このグッツの最大の魅力は、
なんといっても“書きこんだメッセージは誰でも見れる”というコトじゃないかなって、
私は勝手に思っています。

メールやGJとは違って、
私宛てのメッセージなんだけど、
私以外の方も自由に見れるという面白さがあります。

そんなメッセージボードで、
こないだちょっと笑ってしまったことがありました。


以前クリスマスに私の部屋に大量に置かれたラッピー人形を見ていたら、
ついつい悪戯心がムクムクと湧いてきたので、
コッソリとあるフレンドさんのお部屋に悪戯をしてきました。

我ながら完全犯罪的な悪戯だったのですが、
そのフレンドさんはすぐに私が犯人だと気づかれたようで、
後日メッセージボードに、


『私の部屋にラッピーを置いたのはお前か?』


的なメッセージが書いてありました。

コメント付きGJやメールじゃなくて、
わざわざ私の部屋に来てくれて、
しかもメッセージボードに書き込みをしてくれたフレンドさん、
一見クールビューティーな彼女なんですが、


『こんなユーモアな一面があるのか!』


と、彼女の面白い一面が見れて大満足な私でした。

それだけで終われば“なんとなくフレンドさんとのイイ話”で終われたし、
私もシラを切って『いえ、何のことか分かりません』と言い続ければ、
見事に完全犯罪的な悪戯の完成だったのですが。

なんとそのクールビューティーさんのメッセージの上に、
別の方からのメッセージが書きこまれているではありませんか!

しかもこともあろうにそのメッセージは、


『あ、それ俺が上げたラッピーじゃないかな?!(修羅場演出)』


的な、まるで私を犯人に仕立て上げるかのようなメッセージが書かれていたのです!


まあ、犯人は私だったので、
もはや弁解の余地はないのですが…。


ちなみにこの二人はたぶんフレンド同士ではないと思うので、
キットたまたま私の部屋に遊びに来て、
最初にクールビューティーなフレンドさんがメッセージを書き込み、
そのあと偶然やってきた別のフレンドさんがメッセージボードの内容を見て、


『あ、こいつ俺のラッピーで悪戯しやがったな!よし、もっと面白くしてやれ!』


なーんて思って、
書きこんでくれたんだと思うのです。

なんとも思わぬ形で完全犯罪的な悪戯が崩れてしまったことと、
この何とも言えない不思議な私のフレンド同士の交流が妙に面白おかしくて、
私はついつい笑ってしまったのでした。





そんな日々の中にある、
ドラマチックやロマンチックな出来ごとに埋もれてしまいがちな、
“ちょっとのコトなんだけど、面白くて、嬉しくて、楽しいコト”が、
たくさんあることもPSO2の“楽しさ”の一つなのかなーって、
改めて思う ねこ なのでした。



あなたの日々の小さな楽しさ、
小さな喜びは何ですか?


友人宅のバスに浸かり浪漫を思ふ